雇用は大事


私自身は仕事が大嫌いなので、失業したらそれはそれで嬉しいのですが世の中で最も大切なのは現在は雇用となっております。今回の震災では沢山の失業者を出してしまいまして、残念ながらこの人数の失業者を県内で吸収することは不可能であります。


県内で家族と一緒に過ごしたいが、仕事がない(家計を維持できるほどの収入の仕事)ということでございますので単身赴任として、お父様がお1人で関東へ乗り込むというご家庭も多数いらっしゃいます。


私の個人的意見としましては家族は一緒に住んだほうが良いだろうと思うのです。やはり今回の震災、単身赴任などしていた方たちは家族と一緒にいれずにいたことを後悔していた方たちは多かったはずでございます。金は稼いでいても感じなときに傍にいてあげれなかった。終いには家族は死んでしまった。何のために自分は家族と離れて暮らしていたのかという自責の念を持っていた方は多いと思います。


私から見ますと。そういう選択をしたんだからしょうがないとも思いますが、同じ過ちを繰り返さないためにも子供が成長するまでは家族は一緒にいるべきではないでしょうか。


しかし、実際に県内に雇用はない。そもそも東北の沿岸部は過疎化が進んでおり、雇用そのものが前から無かったわけです。そして何故雇用がないかといえば産業がないわけでございます。ですからそんなところにわざわざ企業も再投資をするメリットがないわけですね。


私自身、東北のアドバンテージが何かと問われれば何一つ思い浮かばないわけでございます。米とか銘柄問わなきゃどこでも作ってるし、魚なんて今はスーパーでは九州から持ってきてるしね。


なので特区を作って法人税下げて会社を呼ぶというのは正しい選択なわけですが、だけど何するのって話だと思います。産業の創出って話なんですが東北で生み出せる新たな産業ってなんなんでしょうかね。そこの疑問がどうしてもありますね。その話って東北うんぬんじゃなくて、世界の中での日本の問題になっておりますから根が深いわけですよね。私自身まったく良いアイデアが思いつかないわけでございます。


おそらく現実的な方法は最低時給の撤廃して生活レベルを落とすことでしょうね。それで完全雇用する。もしくは割り切って手当てだして家に居てもらう。人によっては「バイオとITと金融と医療が成長戦略でしょ」と言われるかもしれませんが、それに資源を集中させる合意形成の手段がないし、もはや収集不能なほど様々な権益がありすぎるのでスピードが遅い。


シンガポールのような独裁国家じゃないからもはや無理だろうと、国家的な成長戦略の実行なんて。


ということでやはり最低時給を下げるということで落ち着きそうな気がします。ただそれだと票が取れないので、色々な形で税金を上げて実質所得を減らすことになるのでしょう。そんで間接的に死に体の会社に金を入れて延命させ雇用を維持していく。


給与と生活レベルを下げさせるってことでしょうね。


私はもう何もかも疲れたので養蜂家になろうと思います。