過去からの反省を活かせるのか

地震から日がたちまして世の中はだいぶ落ち着きを取りもどしているようです、新宿ではヤングたちが週末の買い物を楽しんでいる模様でした。


私の故郷は救助の手が入ったものの以前として苦しい状態です。


親類を含め数人が行方不明でございまして、おそらく生存は困難かと思われます。


今回の件は数百年に一度でありこれほどの被害は予期できなかったということでした。たしかにマクロで見ればそれは事実でした。


しかし、一家族として過去の歴史を振りかえればチリ地震等の経験も祖母、祖父から伝えられておりその地域に住むリスクがどの程度のものかは想像できておりました。


仮に避難が可能で命が無事だったりしても生活インフラが駄目になってしまうわけでそこでの生計を継続するのは困難であります。ですからこそ、しかるべき責任者が万が一を考え長期的視野にたって生活の場を移すという決断もできたわけです。


今回は被災者全体にとっては不可避な出来事だったと言わざるを得ません。しかし私はじめ一家族にとってみればこれは明らかな選択ミスであったのではないかと考えます。


それは私の祖父母の決断であり、父母の決断でもありました。今回それが明らかに間違いであり、取り返しのきかない間違いであったといわざる得ないことになってしまいました。無論、私自身、長男としての意見を何かしら提言できたのかもしれません。


今回の件は責められるべき人はいませんが、被災者に関係する人たちは不運だっただけではなく自分達が数世代にわたって行ってきた決断をどう評価するのかを考えなければいけないと思っております。