欲望をどう自己完結させていくか


10万円台の支出の家計簿がこれからの主流になるんだろうと思う。


今現在は貯蓄に励めるけど、いずれ給与が下がって収入と支出が一致してやっと生きていける時代が訪れのだろう。


今のヤングやミドルの給与はそんなに悪化してはいないんだと思うしかし、将来を考えた時に今一時の享楽に身を委ねて消費を行った先にある後悔を恐れているんだ。


「あのときは、あれが買えたのに今や買えなくなった」という恐怖だ。


決して希望をもってはいけない、高望みをしてはいけないのだ。


我々に残された道は限りなく最低時給に近い賃金で富裕層の中国人のために第3次産業で日々働くことだ。


自分は大学に行けたけど、自分の子供は専門学校にさえ行かせてやれない時代を生きるには、欲望を自己完結化させることだ。


だからこそ、今のヤング達は消費をしない。ヤング達は決戦に備えての準備を図っているのだ。


かつてのテレビではセレブな芸能人の家を訪問して人々の欲望を喚起させたがもはやそれは単なる悪趣味な嫌味でしかない。


憧れは現実可能性がともなって初めて生まれるが、発泡酒にしようかビールにしようか悩むことを通り越して、発泡酒を買うか買わないかで悩んでいる人には決して機能しないからだ。


そういう世界もあるんだなというあきらめと怒りはいずれ話題にすら及ばない階層化とい形で決着するだろう。


団塊を初めとするオールド達は資産を握り締めて海外へと逃亡する。年金が70歳から?だったらそれまでアジアでゆっくりまってるよといって彼らはこのJAPANから飛び立っていく。


ヤング達は手元に残されたWIIPSPだけを頼りに第3次産業のなかでこの国で生きいくことになるのだろう。私達はその現実に直面していって、自分達のあらゆる欲望をどう自己完結させるかの手段を考えていかなければいけない。