僕達のチャーハン革命

菅さんはTPPより先にタイと個別に自由貿易協定を結んで関税ゼロで1キロ86円のタイ米を輸入したほうが良いと思う。


牛肉やらチーズやらが安くなったところで時給800円のヤングの生活には意味が無いからだ。国内の畜産が打撃を受けるといってもそもそも、国産牛肉を買える人間など限られているのだ。低所得者アメリカ産牛肉でも、国産牛肉でもなくて鳥の胸肉を買うのだから。


それよりも主食である米の値段を下げて、より生きやすい社会を目指すべきではないだろうか。



主に話題になるのは国内米農家への打撃なのだろうが、TPPで関税撤廃したところで、生産量の少ないカリフォルニア米が日本の米を脅かすことはない。



それに価格差が現時点でも圧倒的でないし、米国にとって米の生産と輸出はそれほど主要なプライオリィティではない、むしろ米国が関税撤廃の恩恵を受けたいのは畜産や小麦のほうなのだろう。


今、ヤング達が必要としているのはキロ86円のタイ米を輸入して私達の生活コストを下げることなのだ。


国内での大手スーパーの米の値段は安いものを検索すると1キロ297円くらい。


米を一日2合(300グラムとして)として一ヶ月で9キロ。
面倒なので10キロと考えて


日本米だと一ヶ月2,970円。
タイ米だと860円。


年間だと
日本米だと35,640円(1人が毎日2合食べたとして)
タイ米だと10,320円(1人が毎日2合食べたとして)


平均世帯数を2.6として(厚生労働省:平成18年 国民生活基礎調査の概況より)

日本米 92,644円(2.6人が毎日2合食べたとして)
タイ米 26,832円(2.6人が毎日2合食べたとして)


上記の差が年間で生まれる。これは時給800円世帯にとっては大いなる希望にはなりはしないだろうか?


タイ米なんてマズイから買わないという人は買わなければ良い、問題なのは時給800円の人がまずい、うまいではなくて生きるためにタイ米を買うという選択肢を菅さんは提示すべきなのだとう思う。


そんなことしたらますますデフレになるだろ!!アホ!と言われる方もいるかもしれません、しかし他に手はあるのでしょうか。


高付加価値サービス産業が輸出産業に変わってできる気配ありませんし、具体的には高付加価値サービス業になりえるカジノと観光、医療ツーリズムがどれだけ経済成長と雇用に寄与するのでしょうか?


ヤング達がいくら声をだしたところで、関税も為替もデフレも産業構造も変えるのは大変に困難なのです。


だからこそ私達は私達なりの革命を起こしていかなければいけない。


まず100グラム40円の鳥の胸肉とキロ86円のタイ米でのチャーハン革命を起こすことが未来のヤングジェネレーションが担う役割なのだと思う。


菅さんは最小不幸社会ではなく「最低は死なない社会」をヤング達に提示すべきだし、私達ヤング自身が自発的にその方法を模索していかなければいけないのだと思う。